Snapchat(スナップチャット)は海外発のSNSで、投稿やメッセージが消える仕組みやカメラフィルターなどが特徴で、海外の若者を中心に広く使われています。
一方で、その危険性も疑問視されています。今回はスナップチャットの危険性や日本であまり流行らない理由などを調べていきます。
Snapchatはどんなアプリ?
Snapchatは、写真や短い動画を中心にコミュニケーションを取るSNSアプリです。友人との日常的なやり取りだけでなく、クリエイターの投稿をみることもできます。
写真や動画を送り合えるSNS
Snapchatでは、「スナップ」と呼ばれる写真や動画を友人に送れます。テキストメッセージだけでなく、表情やその場の空気感を含めて共有しやすい点が魅力です。
出典元:Snapchat
撮影した写真・動画には、文字、スタンプ、音楽、絵文字などを追加できます。友人との個別チャットやグループチャットのほか、複数の人に向けて日常を発信する「ストーリー」機能もあります。
投稿やメッセージが消える
スナップチャットの大きな特徴は、送信した写真や画像が画面から消える仕組みです。残り続ける投稿を前提にしていないため、気軽に日常の共有をしやすいと感じる人もいます。
Snap Mapなど独自機能も
Snap Mapは、友人との位置情報を地図上で共有できる機能です。近くにいる友人を見つけたり、地域で投稿されたコンテンツを見たりできることがあります。
また、顔や背景にAR効果を加える「レンズ」、短い動画を楽しめる「Spotlight」、ニュースや番組形式のコンテンツを読む「Discover」などもあります。写真を加工して遊ぶだけでなく、動画視聴や情報収集にも使えるアプリです。
スナップチャット(Snapchat)の危険性は?
スナップチャットの危険性は、アプリそのものより、設定を理解しないで使うことや、位置情報を意図せず公開してしまうことにあります。
写真や動画が保存される可能性
投稿やメッセージが消えても、相手がスクリーンショットや画面録画を行えば、写真や動画は保存できます。アプリ上で保存操作が分かる場合もありますが、別のスマートフォンで画面を撮影されれば、気付けない可能性もあります。
自宅の場所が分かる背景、制服、社員証、子どもの顔、個人を特定できる会話などは、送信前によく確認しましょう。一度送った画像や動画が第三者へ渡った場合、完全に削除するのは難しくなります。
位置情報が知られるリスク
Snap Mapで位置情報の共有をオンにしていると、友人に現在地や移動状況を把握される可能性があります。自宅、学校、勤務先、よく行く店などが推測されると、プライバシーの観点で危険性があります。
特に、面識の浅い相手を追加している場合は注意が必要です。位置情報を共有する相手を限定するか、必要がなければ「ゴーストモード」を利用して位置情報の共有をオフにしましょう。
知らない人とのトラブル
ユーザー名やSnapcodeを通じて、知らない人から友達追加やメッセージが届くことがあります。相手のプロフィールが本物とは限らず、年齢や身元を偽って接触してくるケースも考えられます。
親しくなった直後に個人情報を聞く、別のアプリへ誘導する、画像や金銭を要求するといった行為には応じないようにしましょう。
個人情報の流出に注意
Snapchatでは、名前、電話番号、メールアドレス、誕生日などの登録情報を扱います。投稿の背景や会話からも、本人が意識しないうちに生活圏や交友関係が分かってしまうことがあります。
パスワードを使い回さず、二段階認証を設定し、公開範囲を定期的に確認しましょう。ログイン情報を聞き出そうとする偽メッセージや、外部サイトに誘導するDMにも注意が必要です。
Snapchatが日本で流行らない理由は?
Snapchatは世界では大規模な利用者を持つSNSですが、日本ではLINE、Instagram、X、TikTokなどと比べて利用者が少ない傾向にあります。2022年度の調査では、日本におけるSnapchatの利用率は1.7%とされました。
LINEやInstagramが定着している
日本では、家族・友人・職場との日常的な連絡手段としてLINEが強く定着しています。2024年の調査では、LINEは日本のインターネット利用者の81.6%に利用されており、連絡アプリとして圧倒的な存在です。
写真や動画の公開・閲覧にはInstagram、リアルタイムの話題や情報収集にはX、短尺動画にはTikTokというように、すでに用途ごとのアプリが浸透しています。Snapchatが新たに入り込む余地が限られやすいことも、日本で広がりにくい理由の一つといえるでしょう。
周りに利用者が少ない
SNSやメッセージアプリは、友人や家族など、身近な人が使っているほど利用を始めやすくなります。日本ではSnapchatのユーザー数が比較的少ないため、「送る相手がいない」「周囲が使っていない」と感じる人も少なくありません。
2025年末時点の広告ツール推計では、日本でSnapchatにリーチできる人数は約146万人とされました。一方で、LINEは約9900万人、Instagramは約6320万人とされており、利用者基盤には大きな差があります。
「消える投稿」が合わない?
Snapchatの「消える投稿」は、気軽に日常を共有したい人にとって便利な機能です。一方、日本では写真をアルバムのように残したい人、投稿を見返したい人、既読や保存の扱いを慎重に考えたい人もいます。
また、日本ではLINEのトーク履歴、Instagramの投稿・ストーリーズ、TikTokの動画など、すでに使い慣れた形式が多くあります。Snapchat独自の操作や文化に慣れる必要があることも、広がりにくさにつながっていると考えられます。
まとめ
今回は海外のSNSスナップチャットの危険性などを紹介しました。Snapchatは、写真や動画を気軽に送り合え、Snap Map、ARレンズ、ストーリーなど独自の機能があり、海外では若者を中心に幅広く使われています。
日本ではLINEやInstagramなどが定着していること、周囲に利用者が少ないことなどから、Snapchatは大きく普及していません。それでも、親しい友人と気軽に写真・動画で交流したい人や、ARフィルターを楽しみたい人にとっては、魅力のあるアプリといえます。



