近年、SNSは情報発信・交流・ビジネス活用まで多様化し、用途に応じた使い分けが進んでいます。特に、企業のSNSマーケティングや個人のインフルエンサーマーケティングが注目を集め、SNSそのものが情報の拡散装置から購買や行動を動かすメディアへと進化しています。SNS運用のKGI/KPI(認知・来訪・CV)を伸ばすには、ターゲットがどこにいて、どれくらい使っているかを前提に戦略を組む必要があります。ICT総研によると、2024年末時点で日本のSNS利用者は8,452万人・普及率79.0%まで拡大し、今後も微増が見込まれます。日本のネットユーザーの大多数がSNSに常時アクセスしており、一体どのSNSが人気があるのでしょうか?今回はSNSランキングや日本でどのSNSが人気なのかを調査しました。
日本のSNS利用率
日本では、SNSがすでに生活インフラとして定着しており、利用率は年々上昇傾向にあります。総務省「令和5年情報通信白書」によると、2024年時点での日本国内のSNS利用率は79.0%、利用者数は約8,452万人に到達し、インターネット利用者のほぼ8割が何らかのSNSを日常的に利用していることを意味します。
年代別にみると、10代〜20代では90%以上がSNSを利用し、30代〜40代でも80%後半と高水準を維持。さらに、50代〜60代でも70%以上がSNSを利用しており、「SNS=若者のツール」という時代はすでに過去のものになりつつあります。
全年代をカバーする発信チャネルとしてSNSを戦略的に活用できる時代に突入しているのです。SNS運用や広告設計の観点では、この利用率の高さが「どの年代を狙うか」「どのSNSを主軸に置くか」を決定づける基礎データになります。特にマーケティング戦略では、利用率が高いプラットフォームほどリーチ母数が大きく、アルゴリズム上も初動反応を得やすい傾向があります。この後に紹介するユーザー数ランキングと併せて、各SNSの「影響力の大きさ」と「活用優先度」を見極めましょう。
主要SNSの利用率とその特徴
利用率をCross Marketingで見ると、生活インフラ的に使われるLINEと、動画メディアとして独自進化したYouTubeが突出。その次にInstagram・X・Facebookが続く構図です。総務省の調査をもとにした取りまとめでは、概ね以下の傾向が見られます。
- LINE:約94%で連絡手段として定着し、全年代に浸透
- YouTube:約88%で視聴メディア化し全年代に浸透
- Instagram:約50%前後で10〜30代の浸透が特に強い
- X(旧Twitter):約45〜50%で速報/拡散の文脈で強い
- Facebook:約30〜35%で実名・中高年中心で粘り強い利用
年代別では10〜20代の利用率が突出し、30〜40代も高水準。50〜60代でも7割前後まで普及しており、“SNS=若年層だけ”という常識は既に崩れています。
日本のSNSのユーザー数ランキング
日本のSNSのユーザー数ランキングを見ていきましょう。
1位:LINE 9,600万人
今回の主要SNSユーザー数ランキングを見ても、国内で最も利用されているサービスはLINEであることが明確に示されています。9,600万人という圧倒的なユーザー規模は、他のSNSとは利用目的そのものが異なっている点も特徴的です。
出典元:LINE Business Guide
到達母数は最大級です。評価の中心は 開封率・再訪率・ブロック率・友だち追加数で、CRM設計や再来訪導線の深さが成果を大きく左右します。
2位:YouTube 7,120万〜7,370万人
2番目に人気なのが、YouTubeで利用者数は7,120万〜7,370万人。YouTube(ユーチューブ)は、Googleが提供する世界最大の無料動画共有プラットフォームです。世界では20億人以上のユーザーが利用し、エンタメ、教育、ニュースなど多様な動画の視聴・投稿、ライブ配信が可能。スマホやPCで誰でも気軽に動画制作や発信ができ、コメントや高評価で交流も行えます。最近はテレビよりもYouTube番組を見る方が増えたという人も多いかと思います。
出典元:株式会社ユニアド
アルゴリズムは 視聴維持率・CTR(クリック率)・総再生時間を重視します。冒頭15秒の離脱を抑えること、テーマに一貫性を持たせること、Shortsと長尺動画のハイブリッド運用がレコメンドを安定させます。

3位:X(旧Twitter)6,700万〜6,800万人
三番目に人気なのが、Xで利用者数は6,700万〜6,800万人。X(旧Twitter)は、イーロン・マスク氏率いるX Corp.が運営する、リアルタイム性の高い無料のテキストベースSNSです。140文字(有料版は長文可)の短文、画像、動画、リンクを投稿し、リポストで情報を拡散したり、ハッシュタグでトレンドを共有したりして交流でき、若者に人気なSNSです。
出典元:HottoLink
複数ランカー(フィード/ストーリーズ/リール)がそれぞれ独立して評価されます。重視されるのは 関係性・興味・新しさ・反応速度(保存・コメント・シェア)です。
リールは新規リーチ、フィードは関係性強化、ストーリーズは再訪促進として機能します。

4位:Instagram 約6,600万人
四番目に人気なのが、Instagramで利用者は約6,600万人。Instagram(インスタ)は、Meta社が提供する写真や動画の共有に特化した無料のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。10代〜30代の若年層を中心に世界で10億人以上が利用し、視覚的な情報発信や、おしゃれな画像・動画の閲覧、情報収集ツールとして人気を博しています。
出典元:Meta
複数ランカー(フィード/ストーリーズ/リール)がそれぞれ独立して評価されます。重視されるのは 関係性・興味・新しさ・反応速度(保存・コメント・シェア)です。
リールは新規リーチ、フィードは関係性強化、ストーリーズは再訪促進として機能します。

5位:TikTok 3,300万人
TikTok(ティックトック)は、主に15秒〜数分程度の短い縦型動画を投稿・閲覧できる中国発のSNSアプリです。AIによる強力なレコメンド機能「おすすめ」フィードにより、フォロワーが少なくても動画が拡散されやすいのが特徴で、音楽に合わせたダンス、料理、ハウツー動画などエンタメ性が高いコンテンツが人気です。
出典元:株式会社ユニアド

6位:Facebook 2,600万人
6位はフェイスブックで、2,600万人以上の利用者。Facebook(フェイスブック)は、実名登録を基本とする世界最大級のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。2004年にマーク・ザッカーバーグらによって開始され、友人や家族とのコミュニケーション、グループ機能での趣味・情報共有、ビジネスのネットワーキングなど、幅広い用途で活用されています。
出典元:WE LOVE SOCIAL
コメントの往復、シェア、ビュー滞在などの積み上げが評価に影響します。ReelsではInstagramとの連携によるクロス露出も有効です。

7位:Pinterest 870万〜1,050万人
7位はPinterest で約870万〜1,050万人の利用者。Pinterestは、料理、ファッション、旅行、インテリアなど、Web上の画像や動画をピン(保存)して、自分専用のボードにコレクションできる無料のビジュアル探索型SNSです。アイデアの検索や保存に特化しており、好みのビジュアルを探してインスピレーションを得るツールとして、世界的に利用されています。
出典元:株式会社ユニアド
8位:BeReal 約450万人
8位BeReal(ビーリアル)で約450万人。BeReal は、1日1回ランダムな通知から2分以内に、加工なしの「ありのままの日常」を撮影・投稿するフランス発のSNSです。Instagramのような“映え”を意識せず、インカメラとアウトカメラで同時撮影する機能により、親しい友人とのリアルな瞬間を共有します。
出典元:HottoLink

共通して重要なポイント
どのSNSにおいても 投稿直後の反応(初動エンゲージメント)が重要です。予約投稿の活用、通知導線の設計、コミュニティを活性化させる仕組みづくりなど、初動を高める運用が中長期的な露出の安定につながります。
まとめ
日本のSNSはLINE・YouTubeが最大母数、続いてX・Instagram・TikTok・Facebookが目的別に使い分けられる構図です。ただし、数字の大小だけで媒体を決める時代は終わり、各プラットフォームのアルゴリズムが重視する視聴維持・初動反応・関係性・新規性に、コンテンツと配信設計を適合させられるかが、リーチとエンゲージの差になります。
ランキングを起点に、「誰に」「どこで」「どの形式で」「いつ」「どう反応を起こすか」まで設計し、アルゴリズムとユーザー行動の両軸に適合した運用ができるかどうかが、リーチ・エンゲージ・ファン化の差になります。
